宿を出て浜町アーケードを下っていきます。ちょうど10時から歩行者専用となり全店オープンとなるようで、「お客さんを迎える準備は出来ましたか?」なんて放送が流れています。
歩いていくと青丸の看板が並ぶ一角が現れました。長崎市唯一の百貨店、浜屋です。
デパートの世話になることなどほぼない私がオープン時刻に合わせてこの浜屋にやってきたのは、最上階にファミリーレストランがあるから。先日SNSで紹介されていたのを見てどうしても行きたい…!となって来たのですが、なんと感染症の拡大に伴いオープンが10時→10時半になっていました。
仕方がないのでオープンまで同フロアで開催されていたお中元フェアを物色します。洋菓子コーナーにカステラがズラリと並ぶのはさすが長崎だななんて思っていると、長崎銘品のコーナーを発見。
…これお土産にできるのでは?
ということで角煮まんじゅう一箱をサークル代表のコアラ氏に送りつけてみました。お土産を宅配で送ってしまうというのは新しいお土産様式と言える…かもしれません。
さて、そうこうしているうちに開店時刻を迎えました。入口のショーケースでメニューを選び、そのままレジで注文。会計が済んだら席に通されます。
お中元ブースの店員さんによればお昼時はけっこう混むとのことですが、開店直後なのと雨なのもあってか後からおばあちゃんが一人やってきたほか客はいませんでした。ちなみに私たちが通された座席からは浜町アーケードを見下ろせました。普段は下から見るアーケード屋根を上から眺めるのはなんだか不思議な気分です。
オーダーはせっかく長崎に来たということでちゃんぽんと皿うどん。ちゃんぽんは先のお中元ブースの店員さんにもおすすめされていたのですが、とても濃厚で前評判を軽く上回る美味しさでした。
お腹も満たされたところで屋上を覗いてみると錆びれた遊園地が佇んでいました。なんだかうっかりすると下に落っこちて棒になってしまいそうです。
腹ごなしに中島川沿いをぶらぶら歩き、以前訪れた際は建設中だった表門橋を渡って出島に入ります。グラバー園同様、入口で名前と連絡先の記入を求められました。
出島はメインストリートを歩くだけなら30分もあれば足りると思うのですが、建物内に展示があったり裏にも道があったりで、何度か訪問しているはずなのに未だ全てを見きれていません。
今回も列車の時刻までの隙間時間に…くらいの軽い気持ちでやってきたので、3割も見ぬうちに西側ゲートをくぐって退場してしまいました。
ところで、以前は路面電車の停留所に近い西側ゲートがメインゲートだった気がするのですが、表門橋の開通に合わせて事務所(?)も中央ゲートに移転したのでしょうか。西側ゲート(と東側ゲート)は18時で閉まってしまい、以降の出入りは表門橋からのみになるようです。
出島を出たところでもう一つ見ておきたいスポットがあります。出島の南側に沿う通りです。この通りは一方通行なのですが、路面電車も通っているので進入禁止に「路面電車を除く」の補助標識がついています。たぶんこの光景は全国広しといえどもここくらいじゃないでしょうか(なお、歩道からは出島の石垣が見学できるので、純粋に観光する上でもこの通りは訪れておきたいところです)。
もう少しのんびり眺めていたいところですが、電車もやってきているので停留所へ急ぎ長崎駅へと向かいます。関係ないですけどこれ昨晩と同じ車両ですね…笑
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