はじまりの駅

今回は名鉄岐阜駅の魅力について紹介しようと思う。厳密に言えば名古屋本線の起点は豊橋駅であり、名鉄岐阜駅は終点の駅であるが、まあ各務原線の起点は名鉄岐阜駅だし、岐阜側から見れば「はじまり」の駅であるから問題ないだろう。
1.一瞬単線
名古屋本線のホームから一宮・名古屋方面を見ると、駅の直前で線路が一瞬単線になっているのが見える。この区間ではすれ違うことができないため、到着直前に対抗列車待ちで止められることがしばしばある。それにしても名鉄、豊橋ではホームを1つしか使わせてもらえず、岐阜では一瞬単線になるとは。不遇な箇所が多すぎてもはや可哀そうである。

一瞬単線、お分かりいただけるだろうか。それにしても架線がすごいことになっている。

2.電車の清掃
電車の清掃といえば車庫で巨大な洗車機で洗うシーンを想像するだろう。名鉄岐阜駅で行われている清掃はそんなに大掛かりなものではなく、作業員がブラシで前面(運転台前)のガラスなどを清掃している程度のものである。しかし、折り返しのわずかな時間をも無駄にせず、サービスや安全面の向上のために働いている従業員の方には頭が下がる思いである。名鉄電車のガラスがいつもピカピカなのは、このような方々の努力あってこそであるということは忘れてはいけない。

清掃中の様子。

3.めっちゃ連結、切り離し
検車区が近くにある名鉄岐阜駅では連結、切り離しの作業が頻繁に行われている。(2駅隣の茶所に検車区がある。)連結や切り離しの作業が最も忙しくなるのはラッシュ時間帯の前後の時間帯である。ラッシュ時に備えて両数を増やしたり、ラッシュ時間帯の後に両数を減らしたりするためである。それに加え、車両を回送する際の手間を減らすために営業列車ではありえない連結が行われることがあり、興味深い。

C4+3R2(ミュースカイと一般車)の連結。営業ではこんな組成はありえない。

いろいろな魅力が詰まっている名鉄岐阜駅。まだ行ったことのない方は、一度行ってみてはいかがだろうか。

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