名鉄三河線(“海”線)に行ってきた

今月のテーマである海にちなんだ名鉄の路線ということで、今回は名鉄三河線(“海”線)に行ってきた。
名鉄三河線は猿投ー碧南間の39.8kmを豊田市、知立、刈谷などを経由して結ぶ路線である。途中の知立駅を境に豊田市・猿投方面は山線、刈谷・碧南方面は海線となっており、現在両線間を直通する電車は存在しない(※)ため、実質別路線のような状態になっている。駅ナンバリングやラインカラーまで違っている。知立駅はスイッチバックのような構造になっており、逆方面の電車が同じ方向に出発していく様子は面白い。現在知立駅では立体高架化事業に伴う工事が行われており、完成すれば4面8線という名鉄で最も規模の大きい駅になる予定だ。
猿投ー西中金間・碧南ー吉良吉田間が残っていた頃の総路線延長は64.8kmと、支線とは到底思えない長さを誇っていた。
まえがきはこの程度にして、旅行記を書いていきたいと思う。

知立で乗り換え。

知立で名古屋本線から三河海線に乗り換え、碧南へ向かう。乗車時はかなりの人数が乗車していたが、刈谷・刈谷市で相当数が下車してしまった。
そうこうしているうちに終点の碧南に到着。実は今回の目的地は終点のその先である。

駅前広場は整備中。

先述の通り、三河線の碧南以南は2004年に廃止されてしまった。今回の目的地は廃止区間に整備された「碧南レールパーク」である。
碧南駅から少し南に進んだところにある、かつて踏切だった場所から南方を望むと”廃線”感丸出しの空間が。廃線マニアにはたまらないのではないだろうか。


さらに南へ進み、バローを越えて左へ曲がるとすぐに、「源氏橋西」の交差点がある。この付近もかつては踏切だったのだろう。

レールが放置されている。

信号を渡るとすぐに碧南レールパークに到着。

碧南レールパークは旧大浜口駅ー旧三河旭駅間の廃線跡を活用し、各駅跡を広場として整備したものである。

何だか見覚えのある形をしている。

最初の広場は大浜口広場。ベンチや運動器具などが設置されており、なかなかの広さだった。

大浜口広場は正確な旧大浜口駅の場所ではないらしい。

しばらく歩みを進めると玉津浦広場に到着。ホームはきれいに作り直されているが、当時に思いを馳せるのは容易だ。

踏切跡から玉津浦駅跡を望む。鉄道らしいカーブを描いている。

本当はレールパークの終点である三河旭広場まで行きたかったのだが、時期が時期である。1駅分歩いただけで汗が吹き出し、買ったスポーツドリンクは底をつきそうになっている。熱中症になっては困るのでここで引き返すことにした。また涼しい時期にでも全区間踏破してみたいものである。
20分弱で碧南駅に戻ってきた。電車の時間を勘違いして駅前でゆったりバスの写真撮影を楽しんでいると、どうも地元利用客の方々がいそいそと駅に向かって走っている。もしやと思いフリーきっぷ片手に駅に駆け込むと、ちょうど電車が発車する時間になっていた。危ない危ない、あと15分も暑い中待ちぼうけを食らうのは御免だ。我々を乗せた電車は短尺レールの音を軽快に響かせながら知立へと向かった。

あいにく帰りの電車の写真がなかったので行きの電車の折り返し中の画像でご容赦願いたい。

(※)ただし、碧南方面から知立に到着した電車が行先を猿投に変更、または猿投方面から知立に到着した電車が行先を碧南に変更するという、実質直通列車のような運用も存在するが、時刻表上では分からない。

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