EVバスに乗ってみた

海外産EVバスが名古屋に導入されたと聞いてイオンモール熱田に行ってきました。

GUで服を購入し乗り場に向かいます。

EVバスが使われる熱田巡回バスは東側平面駐車場からの発車。金山駅へをシャトルバスとは乗り場が異なるので要注意です。

乗り場にはすでにお目当ての車が。

中国・揚州亜星製のオノエンスターです。

ナンバー 名古屋230あ・123
会社内番号 123
車両型式 揚州亜星 × 揚州亜星 JS6690GHBEV “オノエンスター”
年式 2020.11
撮影時の事業者 レスクル
元事業者 なし
営業所 なし
備考 EVバス

座席は全部で14席、定員は20人でした。(ちなみに銘板的には28人まで入るそうです。とは言えこのご時世あまり密にするわけにもいかないのでこのぐらいがちょうどいいのでしょう。)

それでは乗車します。先ほどの定員制限のみならず、最前列席の封鎖や窓開けなど感染対策が徹底されていました。

車内を見渡し、まず目につくのが座席です。

どこか海外感のある椅子にシートベルトが備え付けられています。そういえばオノエンスターは小型観光バスとしても売り出されているんでしたね。(てことは高速も乗れたり…)

車内前方の時刻表示もオノエンスターの観光バスらしさを感じさせます。しかもこちらの機械、時刻のみならず日付や車内温度も表示できる優れ物。

着座し横を見るとハンマーが。緊急時にはこれで窓を破って脱出するそうです。海外ではよくありますが国内ではめったに見かけない代物です。それこそシターロG以外では見た覚えがありません。

ちなみに車内には天井脱出口と側面脱出口もありました。

すべて説明が英語とイラストで描かれているあたりが外車らしさといったところでしょうか。

間接照明による落ち着いた車内もなかなかいい感じです。

車内を見回しているうちに発車時刻となります。
1600 イオンモール熱田発 12人乗車
全員が座れる程度の混み具合です。車両のサイズ感はちょうどのようです。

流石は電気バス、エンジン音がしないのはもちろん、モーター音も控えめでとても静かです。
走行音は静かながら走りはとても快調で、加速もとてもよかったです。
乗り心地はとてもよく近いサイズの日野ポンチョと比べても揺れが少ないように感じます。

1609 旗屋小学校 1人下車

道中では三重交通の教習車とすれ違いました。時節柄教習が多いのでしょうか。そういえば栄でも市バスの教習車を見かけました。

1615 名古屋学院大学 8人下車6人乗車

こちらで乗客の大半が入れ替わります。

そういえば走り始めてからから気が付きましたが車両前方に後部と側部を映すモニターが付いていました。なかなかのハイテクです。

1620 白鳥庭園 1人下車

熱田駅周辺の狭い路地もすらすら抜けていきます。小回りも効くようです。

1628 JR熱田駅 1人下車1人乗車

1632 神宮前 1人下車1人乗車

1639 神宮東公園 1人下車

イオンモール一つ手前のバス停で降車し見送ります。

とても快適な30分間でした。バスに酔いやすい筆者でも全く気分が悪くならなかったあたり、相当な乗り心地の良さだと思います。

長らくポンチョ以外に選択肢のなかった日本の小型バス市場。オノエンスターなら新しい風を吹かせてくれるかもしれません。

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