HELLO SCOOTERは風を吹かせられるか

HELLO SCOOTER
ハロースクーターは東京都を中心に全国でシェアできるシェアバイクサービスです。

毎度お世話になっているHELLO CYCLINGを運営しているOpen Street社が9/20よりHELLO SCOOTERというサービスを開始しました。スクーターのシェアリングとはどんなものなのか気になりますが、期待を裏切らず公式サイトからは全く情報がつかめません。これは実際に利用してみるしかなさそうです。


HELLO SCOOTERもHELLO CYCLING同様まずは会員登録。11月まではHELLO CYCLINGを5回以上利用したことのある方向けに特別プランが用意されています。HELLO CYCLINGのアカウントにクーポンコードが送られてくるので、それを使って会員登録しましょう。

・通常料金

・HELLO CYCLING利用者限定料金(※11月まで)
キャンペーン内容
※上記2枚の画像はImpress Watchの記事より引用

また、乗るのは原動機付自転車なので免許の登録が必要となります。この確認のため登録申請してから実際に登録されるまで3営業日ほどかかるようです。
…なんて言っていたら申請当日の夜に免許申請通過のお知らせが。

ということでさっそく日比谷パークフロントのポートに向かいました。

地下1階に下りてセブンイレブン脇のエレベーターへ


ポートは地下3階にあります


エレベーターを降りて右手に進むとすぐにポートが現れました。

GYRO CANOPY車種カタログ
働く人と地球に優しい、エコノミーなルーフスリーター「GYRO CANOPY」

車両はホンダのジャイロキャノピー。出前配達なんかでよく見かけますね。


借りる前にBlutoothをONにしておきましょう。しかし「シャンセル」ってなんぞ…


ポートのアイコンをタップして車両を選択。一台一台カラーリングが異なるようなので、せっかくなら宣材写真もそれぞれ撮ってカラーで車両を見分けられるようになるといいなと思いました。


「レンタル開始」を押すと利用が始まります。こっちはきちんと「キャンセル」なんですね…

アプリを操作して後ろのボックスをオープン。

ようやく使い方の片鱗が見えてきました笑(詳細な利用方法はアプリ内に掲載されているようです)


ヘルメットはグラス付き。バイクは初めてなのでよくわかりませんが、ただのお飾りなら付けたくないな…。
右手の青いカバーキャップをかぶったうえでかぶります。

なお、ヘルメットとカギはイヤホンジャックで車体と接続されています。盗難防止のため接続されていないと返却されないようになっているのでしょう。

ボックスにカバンをしまっていよいよ…と思ったらボックスの扉がなかなか閉まりません。開ける時も難儀しましたし、なにやらコツがいるようです。

思い切りやってなんとか扉を閉められたので、アプリの案内に従ってエンジンをかけてみます。

バイクの運転は初めて。全然感覚がつかめません。3輪タイプでこれなので普通の2輪車に乗ってる人はどんな運動神経してるんでしょうか…。

しばらくぐるぐるして多少慣れてきたので地上に上がってみます。


構造上いちど地下4階まで下がらないと外に出られないようです。

想像以上に映えますねこれ


試走で遊び過ぎたのか、いつのまにかガソリンが切れかけていました。せっかくなので給油してみましょう。

最寄りのコスモ石油へ。

イス左横の鍵穴に鍵を差し込みまわすと…

座面をパカッと開けることができます。中央の出っ張った丸いフタのところが給油口です。

支払いは後ろのボックスのケースに刺さっているクレジットカードで。カードをケースから抜いている間ずっとメロディが流れるようになっていてちょっとうるさかったです。

給油も終わったのでそろそろ返却しましょう。


ヘルメットとカギをイヤホンジャックに差し込み、ボックスを閉じます。


アプリでボックスにロックをかけ、「車両を返却する」をタップ。月額料金に含まれている500円分のクーポンが適用され(特別プランなので月額料金払ってませんが)、最終的な料金は400円でした


さてこのスクーターのシェアリング、普及していくものなのでしょうか。

実は、ハード面からいうと普及は案外たやすいものである可能性が高いです。というのも、一部都市では一定規模以上のビルに対してバイク駐車場の附置が定められており、あまり利用がないにもかかわらずそこそこの台数のバイク駐車場が設けられているのだとか。そのスペースをハロースクーターに貸して有効活用しようとなるわけです。

しかしながらソフト面ではなかなか厳しさを感じます。
今回の利用、通常プランだといくらかかるのでしょうか。時間加算は160円/15分になるので1時間28分では960円。で、さらにここから距離加算が加わります。驚いたことに何キロ乗車したかの履歴をアプリ内で確認できなかったため正確な数値はわからないのですが、日比谷パークフロント~コスモ石油の1㎞少々にいろいろ遊んだ分を加えて走行距離5㎞と仮定しましょう。100円かかります。クーポンが効いて合計は560円となりますが、月額料金もあるので月全体の支払いは1060円になります。今回のようなお試し利用でこれだけかかるのはハードル高すぎです。
というか今後利用していくにしてもこの料金体系は高いと感じます。借りたところと違うポートで返却していいという大きな強みはあれど、これではカーシェアとあまり変わりありません。(※タイムズの場合、月額料金880円で220円/15分、距離加算はなし。また、月額料金は全額利用料金に充当される。)

そして最後に気になるのが、免許審査通過のお知らせに記載してあった「ご登録の免許種別に応じた車両のご利用が可能になります」という文言。じきに自動二輪や、あるいは側面も覆った完全密閉型のスクーター(自動車扱いとなるようです)もラインナップに入るということなのでしょうか。

全く新しいシェアスクーターの世界、今後どのように展開していくのか気になるばかりです。

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