夏の特別イベントとしてDE10重連での運転となったDLやまぐち号に乗車してきました(通常はDD51単機での牽引)。
まずは始発の新山口駅へ。10時50分発と東京からでも朝イチの新幹線で間に合う設定なのが嬉しいところです。
臨時快速臨時列車…。やまぐち号クラスなら列車名ちゃんと表示されてもよさそうなものですが。
ホーム上はさすがに人でごった返していました。趣味人よりかは家族連れのほうが目立つかなといった印象。絶対数でいえばどっこいどっこいでしょうか。
最後尾は展望車がモチーフのグリーン車。普通車にも展望デッキはあるんですが、下りだと機関車の真後ろなので閉鎖されてるんですよね。羨ましい限りです。
さて私はというと、きっぷを押さえるのが前日夕方になってしまい、グリーン車はおろか普通車も通路側しか残っていませんでした。
普通車はボックスシートとなっていて、テーブルには感染症対策でパーテーションが設置されています。…このサイズだと通路側の人はテーブルがないも同然ですね。
お隣と向かいはどちらも趣味人らしきおひとり様で(はす向かいはドタキャンなのか空席)アウェイ感はありませんでしたが、それでもどこか落ち着かなかったので早々に3号車のフリースペースへ。
立派な運転シミュレーターがあるものの感染症対策で利用できなくなっています。
本来なら投炭ゲームに使われるビジョンも売店の案内を表示していました。
11時50分、DLやまぐち号は新山口駅をそろりと発車。さっそくアナウンスが入り、当列車がDE10重連での牽引であるとの説明もなされました。話によると2機のDE10には違いがあるのだとか。このあと仁保で6分停車するので、その際に探してみてくださいとのことです。なんだろ。
20分ほどで最初の停車駅・湯田温泉に着くと早くも4-5人下車する姿が(ドア1か所でこれなので列車全体では40人程度でしょうか)。次の山口でも同様に下車があったので、上手くいけば以降ボックス独り占めも狙えそうです。
市街地が尽き最初のトンネルを抜けると、先ほどアナウンスのあった仁保に到着。本来はSLが峠越えに向け給水などをおこなうための停車みたいです。
みなさんがホームに降りたところで、すかさず車内を撮影。現代に甦った35系客車、すごいですね(車両は無知ゆえ実際再現度がどの程度なのかわかってないのですが)。
なお、普通車のうち5号車のみオハ31をモデルとしています。これで津和野まで2時間はちょっと辛そう…。
ちなみに外の様子はこんな感じ。ホーム上もなかなかの人だかりですが、私がいる跨線橋上も乗客でびっしり埋まっています。こんな乗ってたんだ…。
さて、仁保を発車したところで違い探しの答え合わせ。お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、2両目のDE10 1531には運転室のところに雪などを振り飛ばす旋回窓が取り付けられています。かつて敦賀や富山で活躍していた名残だそうで、あとで地福駅に停まった際に確認してみてくださいとのこと。二度の長時間停車を利用した上手い構成ですね。
そしてここでようやく記念乗車証の配布が回ってきました(案内では山口駅以降となっています…といいつつ実際には湯田温泉or山口下車客へもあらかじめ個別に渡していました)。こちらも夏の特別イベントとして、DLやまぐち号専用デザインなのに加え、STU48とのコラボ乗車証も配布されています。実を言うとこれが一番のお目当てだったり。
篠目を出ると国道が並走します。クルマの方がちょっと速いような…。
やまぐち号の旅はまだ半分ほど残ってますが、今回は長門峡で下車。次こそはグリーン車に乗りたいところです。普通車に乗るにしても、空き気味でデッキも開いてる上り便のほうがいいかもですね。
せっかくなので長門峡を散策していきます。入口から100mと進んでいないんですがさっそく楽しそうな雰囲気になってきました。というか入口の看板に「変な音がしたら崖が崩れるかもしれないからただちに離れろ」みたいなこと書いてあったんですよね…こわすぎ。
…ヘキサ!ここ県道だったんですか。
40分ほど歩くと東屋が現れ、階段で河原まで下りられるようになっていました。渓流で過ごすひととき、心が洗われます。
東屋から先もエグい道の連続。紅葉の時期は賑わうそうなんですがこの道で大丈夫なのか…?
遊歩道の終点までは全部でおよそ5キロの道のりですが、反対側に抜けてもバス等はないようなので2キロほど行ったところで折り返します。滞在1時間強ながらすっかりリフレッシュできました。
列車は夕方までなかったので帰路はバスで。とはいえこちらも1日3往復しかないんですが。
県庁前のバスターミナルで下車しました。待合室の横にはecobikeのポートが設けられています。交通結節点って感じですが実際利用者はどれほどいるんでしょうか。
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