梅雨を楽しもう

すっかり梅雨空が広がり、毎日ジメジメとしていますね。服は濡れるし、傘は邪魔だし、雨にいいイメージはあまりないかもしれません。私自身も晴れの方が好きですし、雨で喜んだことはほとんどありません。そんな雨をテーマにした映画、新海誠監督の最新作「天気の子」が間も無く公開されますね。

少年が田舎から東京に家出してくるのですが、少年の寂しい心を象徴するかのように東京では毎日雨が降っています。そんななか祈るだけで晴れ空にしてしまう能力をもった少女と出会う。というお話です。

映画の宣伝みたいになってしまいましたが、新海誠監督は雨の描写がものすごく綺麗です。前作の君の名は。では雨のシーンはほとんど出てきませんでしたが、さらに前の言の葉の庭などは雨の描写が非常に多いです。普段なら鬱陶しい雨ですが、新海作品をみていると、雨も意外といいところがあるのではと思い直させてくれます。映画を見ていたら、梅雨の季節にずっと雨を嫌がってつまらなくすごしていることを勿体無く思えてきたので梅雨を楽しんでみました。

 

やってきたのは東京・西日暮里。新海作品は新宿や代々木、四谷あたりは多く登場しますが、あまり上野方面は出てこないですね。

駅からすぐの場所にある神社にやってきました。ここは線路沿いに紫陽花が咲いていて電車と一緒に見ることができます。

最初は京浜東北線。209系のイメージだった京浜東北線もすっかりE233系になって10年近くになるのでしょうか。紫陽花と同じ色をした京浜東北線が西日暮里駅に滑り込みます。

すっかり数を減らした山手線のE231系 緑も紫陽花の葉と同じ色で似合います。京浜東北線と山手線は梅雨が似合うんですね。

電子レンジことE235系 君の名は。には車内シーンで出てきていましたが、主役は総武線と山手線のE231系でした。天気の子にもE235系は出てくるのでしょうか。 新海作品は鉄道の描写が非常に綺麗でおかしな点がないので鉄道ファンでも突っ込まずに見ていられるのでそこもポイントが高いです。先日、「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」(通称:青ブタ)というアニメ映画を観てきました。この作品も作画が綺麗で江ノ電や東海道線が多く登場します。鉄道描写も良いのですが1点だけ、熱海行きの下り列車に乗っているのに座席がJR東海車っぽいボックスシートというミスが…。そのあと映った車両はバッチリE231系という。作品にのめり込みたいのでこういうの気づきたくないのですが、ついつい職業病的に気になってしまいます。直したい…。ちなみに「青ブタ」はめちゃめちゃいい作品なのでアニメも含めて観ていただきたい作品です。映画も絶賛公開中です。(また宣伝)

さて、話がそれました。最後にもう一枚京浜東北線の写真を貼って今回は終わりにしたいと思います。

今年の梅雨は去年に比べて長いようで、まだまだ続きそうです。今の時期だともう紫陽花は枯れ気味かもしれませんが、皆さんもこの憂鬱な梅雨の時期をちょっと視点を変えて楽しんでみてはいかがでしょうか。

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