2019年といえば改元やラグビーワールドカップの開催など印象深い出来事がいろいろ浮かんできますが、私にとって2019年は「シェアサイクル長距離ライド元年」です。もちろん、『シェアサイクル紀行』創刊をはじめ僕自身がシェアサイクルでの長距離ライドを本格的に始めてみたということもありますが、朝霞市の自転車競技部さんが朝霞→浅草を走ってみたり、沼津でのりすけの自転車が発見されたりとわが界隈以外でも長距離ライドの話が出てきた1年でした。
そこで(?)、今回はそんなシェアサイクル長距離ライドにぴったりな自転車を紹介します。
その自転車とはブリジストンのリアルストリーム。見てのとおりの電動アシスト付きスポーツ自転車です。ちなみにこれを見つけたのは新橋駅前のポートでした。当車はトライクなどとともに伊豆から湘南に転属してきた車両のはずなので早速長距離ライドに用いられているのが伝わってきます。
電源パネルはこんな感じ。バッテリー残量、時速、さらには(たしか)アシスト力が常時表示されるほか、SELECTボタンを押すことで平均時速、最高時速、走行距離(積算)、バッテリー残キロ、消費カロリー(?)、バッテリー残%と、ありとあらゆるデータを教えてくれます。
そしてここからが真骨頂。
なんと電源パネルをつけたまま電動アシストをOFFにできるのです。長距離ライドをするにあたって充電切れはつきもの(HELLO CYCLING標準のヤマハPASナチュラの場合ecoモードでも70㎞程度しかもちません)。体力のあるうちや平坦な区間では電動アシストを切っておくのが鉄則ですが、それでも時速なんかは確認しておきたいときがありますし、暗くなったらライトを付けねばなりません。ヤマハPASなんかだと電源をつければ勝手にアシストが始まりむやみにバッテリーが消費されていってしまうのですが、これなら安心です。
さらに変速機はシマノのアルフィーネ8。名の通り変速が8段もあるだけでなく、ペダルを踏んでいる最中にでもギアチェンジができる優れものです(通常、内装変速はペダルを踏んだままだとうまく変速できない)。
せっかくここで見つけたのも何かの縁と地元まで乗って帰ることに。…と勢いよく飛び出したのはいいのですが、気付くとそこは虎ノ門。慌てて軌道修正します。
茅場町のあたりで新大橋通りに入りました。ここからはマックル追悼企画で通った道。もう迷わないはずです。
しかし、それにしても快適な自転車です。電動アシストがあるので8段すべて使うわけではありませんが、4段あたりで漕ぎ出して順次ギアチェンジ。6段か7段に達するころにはいつのまにか時速30キロ台に達しています。新大橋通りは車道上に自転車レーンが設けられていることもあってぐんぐん進んでいけました。
今井橋を渡り、江戸川サイクリングロードへ。行徳橋から先は親の顔より見た道です。
おなじみの江戸川河口にて写真撮影を兼ねて小休止。お天気はそこまでよくありませんが、それ以上に自転車がかっこいいので何枚も写真を撮ってしまいます(カメラが絶不調なのが痛いところ…)。
撮影を満喫した後は一直線に海浜幕張へと向かいましたが、結局のところ所要時間は3時間弱。通常のママチャリで行ったのとさして変わりませんでした。道を間違えたのと江戸川河口での道草が過ぎたのが原因でしょうか。
また、自転車を降りた途端急激に首の痛みが襲ってきました。スポーツ自転車ゆえ前傾姿勢だったのが災いしたに違いありません。
慣れは必要ですが走行中の快適性はバツグン。もっと各地に配置されてほしいものです。いや、本当に欲しいのは8段変速を積んだブリジストンの通学用自転車なのですが…。
コメント