雨のなかやってきたステージ

瀬戸内海を本拠地として活動するSTU48。その劇場はなんと船の中に設けられています。今回、その劇場船が悪天候のなか“海と日本プロジェクト” in晴海にあわせて東京に初来航し、内部を一般公開してくれると聞き、さっそく行ってきました。


東京駅からバスに揺られることおよそ30分。晴海ふ頭に着くと、SOLAR HYBRIDと書かれた壁がそびえたっていました。建物かと錯覚してしまいそうですが、実はコレ船。

EMERALD ACEという商船三井が運航する自動車運搬船です。6月にテレ東で自動車輸送船に密着するという番組をやっていましたが、こちらはその船の先輩船にあたるようです。是非とも内部を見てみたいところですが、残念ながら見学には事前登録が必要だったそう。おとなしくSTU48号のもとへと向かいます。


↑ちょうど一組下りてきました。うらやましい…。



13時からの船内公開に向け、岸壁には長蛇の列ができています。

ちなみにこの船、劇場船になる前は旅客フェリーでありながら保有会社の事情により貨物フェリーに改造し他社に貸し出して運航してもらっていた、という複雑な過去をもちます(詳しい経緯についてはこちら↓のサイトをご覧ください)。

みかさ : Sea Road
壱岐対馬シーライン「みかさ」"Mikasa"まず初めにお断りしておくが、現在この船を運航しているのは「壱岐対馬シーライン」ではなく「壱岐対馬フェリー」さんである。そして、見た目は明らかなカーフェリーだが2018年1月現在、本船は「旅客船」ではなく「貨物船」である。一体


それゆえファンネル側面には丸い何かの跡が。もっともこれ、先ほど述べた会社のさらに前、沖縄でちゃんと旅客フェリーをしていた頃のマークのようです(以下サイト参照)。

ニューいぜな


元はフェリーなので後ろには当然ランプウェイが。ひょっとすると今でも音響機材あたりの積み込みに使っているのでしょうか。


側面に書かれた広島の文字。てっきり各県で劇場公演を行い次第県名を追加していくのだと思っていましたが、今のところは母港の広島しか記載がありません(公演は岡山・宇野港、香川・高松港、愛媛・今治港さらにはここ東京・晴海ふ頭でも実施済み)。


…ところで、先ほどから目の前をさまざまな船が通り過ぎていきます。東京中心部を巡るプチクルーズ船たちらしいですが、海の上から間近でSTU48号を眺められるというのは贅沢なことです。乗ってみたかったな…。


Urban Launch


vingt et un


さて、そうこうしているうちに見学開始となりました。特に受付などもなかったため長蛇の列は嘘のように捌け、ものの10分で入り放題に。


ギャングウェイの貧弱さは劇場船だと許容範囲なのかな…?(当イベントでは一度に5人以上ギャングウェイに乗らないよう、出入場整理をしていました。)

車両甲板(撮影禁止でした。メンバーの直筆メッセージが飾られていたかと思います。)を抜け階段を上がります。どこまで撮影禁止かわからず写真を撮りそびれてしまいましたが、前室にはステンレスっぽいカウンターがありました。普段はドリンクや軽食を販売しているようです。

そしていよいよ客席へ。

思いのほか劇場っぽいです(当たり前)。


座席はこのような感じ。

 
もちろん、救命胴衣とゲロ袋は欠かせません。


窓からの眺めはこんな感じ。当然、公演中はブラインドが下ろされるのでしょうけれど。


ステージ。ほんとうにここが船内なのか疑わしくなってきました。


客席後方上部には照明などの調整用とおぼしきスペースがあります。MacBookが並んでますね。

前方のスクリーンに映されている「大好きな人」のMVも4周目を迎えたのでそろそろデッキに出てみます。


ポイ捨て、ダメ、ゼッタイ。


階下にこんなプレートを見つけました。これはおそらく“みかさ”時代のものでしょう。


一段上がると照明ブースへの扉が。開けてみたい…。


もう一段上がると屋上デッキに出ます。“みかさ”時代は立ち入れなかったようです。

ファンネルもこんな間近に。


救命うきわにはSTU48号の文字。恰好の撮影対象となっていました。



内部を見てまわった感想としては、ちゃんと劇場だなという印象。実際に公演を見てみたいと思いました。結成から2年もたって劇場船が就航し、ようやくスタートラインに立った感じのあるSTU48。今後の活動が順風満帆であることを願います。
それと同時に、沖縄から玄界灘、瀬戸内、そして旅客フェリーから貨物フェリー、劇場船と波乱の船生を送るSTU48号も、これからは穏やかに過ごしてほしいものです。

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