東武バスイーストと阪東バスが支配する町、柏に乗り込む「虹」…
最近は新車の導入も進み、私のイメージである「焼けたゴム臭くてたまにうるさい電車(※)」では無くなってしまった東武野田線が結ぶ新鎌ヶ谷と柏。今回はその2駅間をバスで乗り継いでみました。(※…8000系列のブレーキ時の冷却触媒かなにかのあの臭い。たまにうるさいとは吊り掛け車だった5050系のこと(どちらも好きでした)。)
(ちばレインボーバス 305号車 習志野200か・485 いすゞエルガミオ KK-LR233J1改(2004年式))
冬の早い夕暮れが迫る新鎌ヶ谷駅前から、ちばレインボーバスの西白井線に乗車します。西白井線のうち、平日は3本、土休日は6本が柏市内にある「セブンパークアリオ柏」まで向かいます(柏市内とはいっても郊外に位置するショッピングモールですが…)。果たして新鎌ヶ谷からの利用はどれくらいなのでしょうか。今回は平日の最終便に乗車します。
やってきたのは元・東京ベイシティバスのエルガミオです。ロングシート配置の無い車内が特長です。
15:25(定刻) 新鎌ヶ谷駅 9人乗車
15:28(定刻+1) 鎌ヶ谷警察署通過
鎌ヶ谷警察署を過ぎると、直線の続く国道464号線を爆走していきます。しばらくすると北総の線路が見え、バスは左折します。
15:32(定刻+1) 大山口一丁目通過
15:32:30(定刻) 大山口中学校通過
西白井の新興住宅街に入りました。乗客が続々降車していきます。
15:33(定刻) 西白井1 3人降車
15:35(定刻+2) 西白井2 1人降車
15:36(定刻+2) 西白井3 4人降車
15:36:30(定刻+2) 西白井4 1人降車
なんと全員降りてしまいました。
15:37(定刻+2) 西白井5通過
15:38(定刻+3)西白井6通過
15:38:30(定刻+2)西白井7通過
西白井1~7を抜けたあと、貸切状態のバスは16号に入り左折します。すぐに柏市内に入りました。(15:40)
10分経たない程で終点が見えました。
15:50(定刻+2) セブンパークアリオ柏 到着
結局、お買い物バスとして役割を果たしている様子は全く確認できず、運行する必要性があるか不明でした。
(東武バスイースト 2667号車 野田200か・337 いすゞエルガ KL-LV280L1改)
ここで乗り継ぎ、東武バスイーストの柏31系統で柏駅へ向かいます。KL-エルガにデンソークーラーというまぁまぁ珍しい車両です。(上記画像はイメージです。)
ちなみにアリオ柏からは我孫子駅に無料バスが出ているので、常磐線まで出るのであればそちらを選ぶのも手です。
16:09(定刻+1) セブンパークアリオ柏前
16:45 柏駅東口着
V8エンジンを子守唄にいつの間にか爆睡し、気づけば柏駅に着いていました…(乗車記とは)
レインボーバスが本当にアリオ柏に乗り入れる意味があるのか、今度は1本前のバスでリベンジしてみます。
12:35(定刻+2) 新鎌ヶ谷駅 10人乗車
12:39(定刻+4) 鎌ヶ谷警察署通過
国道464号を走り抜けます。
12:44(定刻+5) 大山口一丁目 2人降車
12:48(定刻+5) 大山口中学校通過
12:47(定刻+6)西白井1 3人降車
12:48(定刻+7)西白井2 1248 4人乗車
ついに西白井区間で乗車がありました。ここから乗ると言うことは間違いなくアリオ柏に行くでしょう。
12:49(定刻+7)西白井3 2人降車
12:50(定刻+8)西白井4 1人乗車
12:51(定刻+8)西白井5通過
12:52(定刻+9)西白井6通過
12:52:30(定刻+8)西白井7通過
今回のバスは16号の手前、県道280号線にて新鎌ヶ谷駅前で見た白井車庫行きと交差しました。(12:54)
13:03(定刻+) セブンパークアリオ柏 8人降車
今度はセブンパークまで8人の利用者がありました。新鎌ヶ谷周辺には買い物施設があり、セブンパークまでバスを繋ぐ目的をあまり感じていませんでしたが、西白井の住宅街から買い物に出る人が利用するには便利だなと気づかされました。とはいえ利用客は全員小中学生やお年寄りの方のみ。やはり自家用車が当たり前の地域ではそちらが主流になります。
さて、ここから柏まで同じルートを辿るのもつまらないので、国道16号線を柏方面に歩いて別のバス路線に乗ることにします。
歩き始めて最初の交差点の大島田交差点で東武バスは右折し、旧道を経由して柏駅へ向かいます。
東武バスに代わって国道16号を走るのはこちら、阪東自動車(阪東バス)です。阪東バスは東武系列の会社で、千葉県の沼南地区のバス事業者です。今回の最寄りバス停は「大津ヶ丘二丁目」です。
(阪東自動車 334号車 柏230あ・334 いすゞエルガ QKG-LV290N1(2017年式))
丁度エルガがやって来ました。シンプルですが良い塗装です。
(阪東自動車 327号車 柏230あ・327 日野レインボーⅡ 柏230あ・327 SDG-KR290J1(2015年式))
こちらは日野車。かつて阪東自動車と言えば日野富士(日野シャーシ×富士重工ボディ)でした。今でも地方で第2の人生を送る車両もいるとか。
(阪東自動車 318号車 柏230あ・318 三菱ふそうエアロスター QKG-MP37FK (2014年式))
阪東バスが特筆されるのは、東武バス系列にしては異例の4シャーシ導入です。バス好きとしては飽きの来ないラインナップです。また阪東バスはご当地ナンバーの柏ナンバー導入時に希望ナンバーを取得しており、大半は車両番号とナンバーの一致する車両になっています。
(阪東自動車 293号車 柏230あ・293 西工×日デ ADG-RA273KAN(2007年式))
日デ車も導入しており、故にこれまた東武バスでは非常に珍しい西工車体の車両が導入されています。どの車両も満遍なく来るので本当に飽きません。
車両オタクは抑えて話を乗車記に戻します。時間があったので大津ヶ丘二丁目から更に歩き、始発ターミナルの大津ヶ丘団地までやってきました。
折り返しの様子。阪東バス特有の後部特大表示がよく分かります。
(阪東自動車 291号車 野田200か・490 日野ブルーリボンⅡ PJ-KV234N1(2006年式))
今回のバスは我孫子方面からの直通バスでした。16号を横断し、一度大津ヶ丘団地まで入って来てから再び柏駅へ向かう路線です。阪東バスの車内運賃表は全面が3色LEDで中々面白いです。
やって来た車両は少し年式が高めであり、希望ナンバーではありません。
(3人継続乗車)
14:06(定刻) 大津ヶ丘団地 5人乗車
14:07(定刻) 大津ヶ丘四丁 7人乗車
14:08(定刻) 大津ヶ丘二丁目 3人乗車
14:09(定刻) 大津ヶ丘一丁目 2人乗車
平日昼下がりにも拘らず乗車が多く、柏駅から距離があるため、バスの需要が高いのが分かります。(写真:別日)
田中浩康スタジアムを横目に16号を進みます。(写真:別日)
14:11(定刻+1) 新中井 1人乗車
14:12(定刻+1) エリカ前 4人乗車
このあたりから国道16号の渋滞に巻き込まれました。渋滞がなければ旧道ルートの東武バスより早く到着できますが、首都圏の大動脈の16号、なかなか渋滞にならないことはありません。
14:21(定刻+9) 弥生町 3人乗車 2人降車
14:24(定刻+11) 第五小学校 2人乗車
14:25(定刻+11)桜台通過
14:25:30(定刻+10)東上町通過
14:26(定刻+10) 長全寺前通過
14:27(定刻+10) 柏二丁目 5人降車
14:28(定刻+2) 柏駅東口 23人降車
最後に余裕時分を効かせたところで今回の乗車記は終了です。
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