新しい旅行様式の実情【その4】

Go To トラベル事業開始にあわせて九州北部を巡ってきました。各施設の感染症対策を中心に旅の模様を振り返っていきます。
新しい旅行様式の実情【その1】
東京を中心に再び感染者が増加している状況ではありますが、Go To トラベル事業もスタートし徐々に観光旅行が復活してきました。かくいう私も先日九州北部を巡ってきたので、各施設の感染対策を中心に旅の模様を振り返ってみようと思います。 なお、...
新しい旅行様式の実情【その3】
Go To トラベル事業開始にあわせて九州北部を巡ってきました。各施設の感染症対策を中心に旅の模様を振り返っていきます。 佐賀駅からは高速バス“わかくす号”で天神に向かいます。私が駅に到着したタイミングでちょうど1便発車し...

久しぶりにホテルで迎えた朝。まずは無料朝食をとりにフロント奥のブースへと向かいます。
入口でアルコール消毒をして中へ。ホテルによっては定食スタイルに切り替わっていると聞きますが、こちらでは料理を取る際はマスク着用というルールのもとバイキング形式が維持されていました。

チェックアウトののちモノレールで小倉駅へ。昨晩も乗ってびっくりしたんですが旦過~小倉って100円で乗車できるんですね。モノレールだからもっと高いと思ってました。(どうやら隣駅まで運賃100円という企画乗車券のよう。旦過~小倉間には平和通駅が存在しますが、駅間の短さゆえ同区間も対象になっているのでしょうか?

小倉に着いたら早速みんなの九州きっぷで入場し、門司港に向かいます。門司港は昨年3月に訪れたばかりですが、あの時は駅を眺めて関門連絡船に飛び乗った程度。みんなの九州きっぷの特典施設が豊富ですし、昨晩北九州市モニターキャンペーンで宿泊したということもあって今回きちんと回ってみることにしました。

なんとなく関門汽船の桟橋を覗きに行くと“にしき”という見慣れない船が。未だに正体判明してないんですがなんでしょうこれ?

雨が降りしきるなか意味もなく駅の周りを一周し、九州鉄道記念館へ(関門海峡ミュージアムに行こうと思ったら開館前だったなんて口が裂けても言えない…)。西ゲートは封鎖されているようで中央ゲートまで回る羽目になりました。まじなにやってんだろ。
チケット購入の前に手指消毒・検温をおこなったほか、名前と連絡先の記入を求められました。入館料は大人通常300円のところ、みんなの九州きっぷ提示で240円となります。

中央ゲートから続く車両展示場にはキハ07をはじめ九州で活躍した車両たちがズラリと並んでいます。

世界初の本格的な電車寝台特急581系の姿も。

ボックスはそのままの区画もあれば寝台にしている区画もあります。座席を転換した寝台を実際に見るのは初めてなので興奮しましたが、普段ならば中に入ってじっくり観察できたのだと思うとちょっと悲しくなります。

と、雨が次第に強まり烈火のごとく地面に叩きつけるようになってきました。車両展示場には屋根がありますが、風が少しでも吹けば雨は斜めに刺してきます。本館へ続く階段に屋根はなく、降り注いだ雨が滝のように流れているのでそちらへ逃げることもできません。

キハ07を愛でつつなんとかやり過ごしていたらちょっと雨が弱まったので慌てて本館に駆け込みました。ちなみにこちらの本館は九州鉄道の本社屋として1891年に建てられたものだとか。門司港地区でもかなり古い建物のひとつだそうです。

中に入るとまず正面に九州鉄道で使用されていた客車が出迎えてくれます(写真中央下)。復元ではなく明治42年製造の実物というから驚きです。

入って右手奥の九州の鉄道大パノラマ(九州を舞台にしたHOゲージの鉄道模型レイアウト)では演出上演やHOゲージの操作体験が中止されていました。操作体験は接触感染のおそれがあるのでやむなしか…と思いましたが、一方で運転シミュレーターは人数・時間の制限があるものの利用可能。おそらく係の方が毎回消毒しているのでしょうが、ならばHOの操作もなんとかできないものだろうかと思ってしまいます。

つづいて旧門司三井倶楽部へ。こちらもみんなの九州きっぷの特典施設で、きっぷを提示すると2階の入場料が150円→120円となります。ところで検温は料金支払い時にされたんですが、これ1階見るぶんには検温も何もされないんですかね…?
アインシュタインの泊まった部屋などはほーんという感じでしたが、トイレの小便器が往時のっぽい丸いちっこいやつで驚いてしまいました。展示物じゃないのかよこれ。

2施設をまわって時刻は11時。すこし早い気もしますがここでお昼にします。前回訪れた際に門司港は焼きカレーが名物と知ったものの食べそびれていたのです。なんとなく見つけた船溜まりそばのドルチェというお店に入ってみました。

門司港名物焼きカレー。カレーとともにチーズと玉子が焼きあげられているのがオーソドックスなスタイルで、玉子の黄身は割ればトロリと流れてきます。

店名からもわかるようにこちらはケーキのお店。同行者がケーキセットを頼む一方、私は食べきれないと判断し単品を注文しました。お腹のキャパシティ欲しいなぁ。
ちなみにセットのケーキはメニューにリストがあるのではなくケーキ売場へ行ってショーケースの中から選ぶスタイル。なんだかワクワクしますね。
出来立て熱々をはふはふ言いながらも無事完食。同行者が頼んだチーズケーキもとても美味しそうでした。

名残惜しいですがお昼を食べたところで門司港を離れます。

新しい旅行様式の実情【その5】
Go To トラベル事業開始にあわせて九州北部を巡ってきました。各施設の感染症対策を中心に旅の模様を振り返っていきます。 門司港駅に戻ってきました。連休だというのに全くと言っていいほど人がいません。 ...

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